みなさん、こんにちは!
突然ですが、
あなたのお家にはお花は咲いていますか?
一輪あるだけで、お家やお庭を華やかに彩ってくれるお花たち。
綺麗に咲いているうちは良いのだけれど、散ってしまうとどこか寂しい気持ちになったりします。
花の命は短いとよく言いますものね・・・
実は、散ってしまったあとの花びらを活用する方法があるのです!
それが「花びら染め」です。
「え?咲いているお花を摘んじゃうの?」
と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
大丈夫です。
色素さえ残っていれば、枯れ始めていても染料を作る事ができます^^
綺麗に咲いている間は目で楽しみ、枯れ始めたところで花びらを集めておきます。
綺麗に咲いてくれた花を最大限に活かす、とても良い方法ですよね!
枯れ始めたら、ぜひ集めましょう。
そして冷凍保存しておきます。
たくさんたまったら、その花びらで
布を染めることができますよ^^
今日はそんな花びら染めの工程をご紹介します!
お家のお花で染めてみよう!
材料
・布
布は絹、ウール、綿、麻などを用意します。
一番染まりやすいのは絹とウール。
綿や麻を使用する際は、事前に濃染処理をします。
※濃染処理については下記をご覧ください
・花びら
布と同じ分量以上。冷凍保存できるので、必要な分量が溜まるまでコツコツ集めましょう^^
・お酢
お湯と1:1にして布が浸る位の量
・不織布バッグ
生ごみ入れなどで代用可
・輪ゴム
・ボウル
・菜箸やビニール手袋
濃染処理って?
染料はたんぱく質に良く定着します。
なので、動物性である絹やウールにはよく染まるのですが、綿や麻などの植物性の布には色があまり定着しません。
そこで、色の定着をよくするために行うのが
「濃染処理」
という工程です。
豆乳とお湯を1:1で作った液に、布を浸します。
15分位したら絞って陰干ししましょう。
これを行うことでたんぱく質が布に付着し、
布と染料の繋ぎをしてくれます。
染めてみよう
では実際に染めてみましょう!
1.色水を作ります。
ボウルにお酢を入れ、不織布バッグに入れた花びらを浸けます。
浸しながら、10分ほどお酢の中で色を揉み出します。
※家にミキサーがある方は、ミキサーですりつぶしてもOK!お酢と花びらをミキサーに入れ、一気にすり潰せば時短にもなります^^
2.お湯を足し、再度色を揉み出します。
もう色が出きったなと思ったところで、不織布バッグを取り出します。
3.布を投入します。
布は予めお湯で濡らしておきましょう。染料にしっかり浸します。
浸かっていないところがムラになりますから、空気が入っているところは潰して、よくかき混ぜます。
混ぜながら最低30分は浸けましょう。
4.絞ってお水で洗い流します。
お水の色が変わらなくなるまで、よく洗い流します。
濃く染めたい場合はこの後、2度染め3度染めします。
5.良く乾かして完成です!
写真は撮影のため日差しの下で干していますが、花びら染めは日光に弱いので、陰干ししましょう。
動画でも工程をまとめていますので、ぜひご覧くださいね^^
花びらでなぜ染まる?
どうして花びらで布が染まるのでしょう?
それは、花びらの色素の中に
「アントシアニン」
という成分が含まれているから。
赤紫系ものには大体含まれています。(赤シソ、紫芋、ブルーベリーなど)
実はこの ”アントシアニン” はポリフェノールの一種で、サプリメントがある程体に良いとされています。
抗酸化作用でお肌をシミそばかすから守ったり、ガン予防などにも効果があるのだとか。
食べて体に良いだけでなく、布を染めることも出来ちゃうなんて優秀ですよね!
自然に取れる色彩なので体に優しく、お肌の弱い方にも安心してお使いいただけます^^
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実はこの後、染めた布でハンカチを作り刺しゅうを施しました。
下書きをした水で落ちるチャコペンを洗い流そうとしたら・・・
なんと染めた色まで流れて行ってしまいました(´;ω;`)
花びら染めは汗やアルカリ、日光にも弱い事もあり、実用的に使ものにはやはり難しいみたいですね。
特に綿や麻にきれいに染めるのにはかなりコツがいりそうです。
今度はクエン酸を使って染料を抽出し、最後はミョウバン液で色止めをしてみようと思います。
またどんどん追記していくので、ぜひ楽しみにしていてくださいね^^
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!
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