人気のトピック
タンスに眠った着物たち、どうしよう
「母やおばあちゃまが残してくれた着物がタンスにたくさん!
自分は着物の事はよくわからないし・・・どうしよう。。」
ご家族が亡くなられた後の遺品整理、本当に大変ですよね。
特にお着物など、自分ではどうしていいかわからないものだと、余計に途方にくれてしまいます。
身内にお着物に詳しい方がいらっしゃればいいのですが、そうでないと、
一体誰に相談すればいいかもわからず、、とりあえず全てゴミに出す・・・
というのが自然の流れかもしれません。
しかし、大切な方が大事にしていた物をただゴミにするのも何だかなぁ…
と、思われる方もいらっしゃるでしょう。
それにただ捨てるって、凄く損しているかも・・・!
実は捨てるだけが整理の方法ではないのです!
という事で今回は、
大切なご家族が大事にしていたお着物たちを、最大限に活かしながら、
正しく整理する方法をお話ししていきます*
この記事を最後まで読んで頂ければ、あなたに合ったお着物たちの活用方法が見つかります^^
3種の整理方法
簡単にまとめると、整理の方法は3つ
- 売る
- 捨てる
- 何かに活用する
に分かれます。
そしてそれぞれに、いくつかの方法があります。
では詳しく見ていきましょう*
売る
売る場合、どこに・どのように売るかがポイントになってきます!
というのも、ヤフオクなどで自分で売るのか、はたまたリサイクル業者に一気にお願いするのかで、
かかる手間や、お着物につく値段がかわってくるからです!
業者に買取依頼する
業者に頼む際、ほとんどが
- 訪問査定(自宅に古物商の方が来てその場で査定してくれる)
- 宅配査定(指定された場所へお着物を梱包して送る)
- 持込み査定(店舗などに着物を直接持っていく)
の3パターンで査定をお願いすることができます。
では、業者に頼む際のメリットとデメリットは、どんなことだと思いますか^^?
【メリット】
古物商の認定を受けたプロが査定をしてくれますから、上記のいずれかの方法でお願いさえしてしまえば、
あとは結果を待つだけ。
とにかく手間をかけたくない!という方にはお勧めの方法です*
【デメリット】
着物の査定に詳しい人が在籍しているところへ持ち込まないと、
価値がわからずとんでもなく低い査定金額をつけられてしまう事も。
また、お店によって査定の基準が違ったり、重さで鑑定するところもあるので、お店選びは慎重にしたいところ。
「せっかく重たい思いをして持って行ったのに、納得のいく査定をしてもらえず、
結局売らずに持ち帰る事になった・・・!」
なんて事のないように、事前に問合せる事をおススメします*
【おススメの買い取り業者2選】
最近CMでも良く見かけるバイセルが、今のところ一番おススメできる業者です!
独自の販売ルートがある事により、他店より高価買取が期待できます。
しかも着物だけでなく、骨董品や宝石なども一緒に査定してもらう事が可能なのも嬉しいですよね^^
訪問査定の場合、希望すれば、女性スタッフさんが来てくれるので、女性も安心してお願いできます*
もう一つはたんす屋です。
リサイクル着物のお店としては店舗数も多く、比較的安心して査定をお願いできます。
また、たんす屋で使えるお買い物券で支払いをしてもらえば、査定額の2倍のお買い物券をもらえます!
サイズの問題等で、親の着物は着れないけど、他のお着物は欲しい、等の場合はお得かもしれません^ ^
また、たんす屋の店舗によっては、コンサイメントという制度を取り入れているお店もあります。
これは、お店に委託する形であなたのお着物を店頭に置かせてもらい、
売れたらその金額の何%(店舗によって異なります)をもらえるという制度です。
もちろん商品によりますが、この方が、買取に出すより良いお値段で売れる可能性が高いですから、
もし、とても状態の良いお着物をお持ちであれば、
まずコンサイメントで出してみるのも良いかもしれません。
そしてもし売れなければ、買取に出してみるという流れでも良いでしょう*
実際、どの程度まで値段がつくの?
「遺品のお着物も買取ってしてくれるの?」
と、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
が、そこは全く問題ありません!
業者によって基準は異なりますが、
基本的に、着付け道具などの小物や絹以外の着物や帯は値段がつきません。
また、サイズが小さすぎたり、汚れがひどい物は
どんなに良い品物であっても低いお値段が付けられる可能性もあります。
その辺りも考慮して、査定に出されると良いかと思います*
こんな方におススメ!
捨てるのは忍びないけど、手間はかけたくない!という方におススメ*
オークションなどで売る
今や、個人でもネット上で簡単にものを売ることができる時代。
ヤフオクやメルカリなどのアカウントを持っているなら、自分で売ってしまうのもありです!
では、自分で売る場合のメリット・デメリットはどんなものがあるのかを見ていきましょう^^
【メリット】
業者に頼むより、高額で取引できる可能性が高いです。
特に、買い取り業者に値段がつかないと言われたものでも、ネットで売れたりするもの。
例えば、お店によっては、着付け小物やポリエステルの半幅帯は、値段がつかない事が良くあります。
が、それらをまとめて、フリマサイトなどに出すと、高額ではなくても買取者が現れたりします。
【デメリット】
正直言って、手間はかかります。
楽しみながらできる方にはおススメですが、普段フリマアプリなどを利用されない方は、
慣れるまで、結構な労力が必要になるかもしれません。
【おススメのサイト】
着付け道具などの小物なら、メルカリなどのフリマアプリがおススメです。
ただ、値段交渉などのやり取りが面倒な方は、ヤフオクに出した方が手間は省けるかもしれません。
ちゃんとしたお着物や帯なら、ヤフオクがおススメです。状態の良いものであれば、高価な値段がつく可能性もあります。
また、最近では海外からの着物への関心が強くなってきています。
ですから、ebayなどの海外サイトへ出店するのもおススメです!
こんな方におススメ!
少々手間がかかっても、しっかりとした値段で交渉したい方にはおススメ!
捨てる
「捨てる」とはいえ、どうやって・・・?
と思いますよね。
特に、たくさんある場合は捨てるのにも一苦労です。
遺品整理の業者に頼む
お着物だけに関わらず、他にもたくさん荷物がある場合は専門業者にお願いするのも一つの方法です!
お片づけのプロですから、テキパキと作業をしてくれるので、とにかく手間をかけたくない方にはオススメの方法かもしれません*
【メリット】
先ほども申し上げましたが、プロに頼んでしまえば早いです!
処分の方法なども把握しているので、あなたが色々と調べる必要もなくなります*
【デメリット】
やはり、費用はそれなりにかかるので、なるべく安く済ませたいと言う方にはあまりおススメできません。
また、”故人を思いながらゆっくり整理したい”という方は、あっという間に片付いてしまい、逆に寂しい気持ちになってしまう事もあるかもしれません。
遺品整理のおススメ5社を紹介しているサイトがありましたので、ご参考にどうぞ^ ^
こんな方におススメ!
時間も暇もないし、とにかく早く片づけたい!という方におススメ!
自分で捨てる
もちろん、ご自分で処分するという方法もあります。
ただ、処分の方法は地域によって異なりますので、事前に問い合わせる事をオススメします!
【メリット】
費用はかかりませんし、売りに出したりするより手早くお部屋を片付ける事ができます!
費用も抑えたいけど、早く処分したいという方にはおススメです*
【デメリット】
処分の方法を調べたり、もし量が多い場合はゴミに出すのも一苦労かもしれません。
お着物って何枚か集まると凄く重たいので、ゴミ業者さんの為にも、1枚の袋に詰め込みすぎないように気を付けたいところ。
こんな方におススメ!
お金をかけたくないけど、早く片づけたい方におススメ!
何かに活用する
大切な方の思い出が詰まったお着物たち…
何かに活用できたら嬉しいですよね!
ここではその、活用方法をいくつかご提案させて頂きます^ ^
自分で着る
これを機にお着物デビュー!
なんて、いかがでしょう?
実際にこれをきっかけに、お着物を着始めたと言う方も少なくないんです*
お洋服と違って、多少サイズが合わなくても着られちゃうのがお着物のまた良いところ。
せっかくなので、1度袖を通してみてはいかがですか?^ ^
洋服に作り変える
「でもやっぱり自分じゃなかなか着ないかなー」
と言う方は、お洋服に仕立て変えるのはどうでしょう?
お裁縫がお好きな方は、本を見ながらご自分で直してみるのも楽しいです!
作るのが苦手な方も、プロにお願いすれば、オーダーメイドのお洋服が楽しめちゃいます*
「着物 仕立て直し 洋服」
で検索をかけると、各地のプロたちのサイトがたくさん出てきます!
作品事例などを参考に、お気に入りの工房を見つけてみて下さい^^
小物に作り変える
パッチワークの素材にしたり、バッグやクッションカバーなどの小物に作り変えるのも素敵です!
いつでも身近に感じられるのが嬉しいですよね^ ^
お着物をバッグやコサージュに作り替えている、とっても素敵なアトリエを発見しました!
デザイナーさんの抜群のセンスと技術で、大切な方の残してくれたお着物に新たな息吹を吹き込んでくれます。
よかったらご参考にどうぞ*
誰かにゆずる
もしご近所さんや親戚にお着物を良く着る方がいらっしゃれば、お譲りしてみてはいかがでしょう?
ただし、めんどうだから押し付ける!
というのは絶対にNG!
相手の方が本当に欲しいと思ってくれる物だけプレゼントしないと、かえって迷惑がられてしまいます。
こんな方におススメ!
故人の方の思い出と共に、大切にとっておきたい、という方におススメ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私が総合して1つお伝えしたい事、それは
ちゃんと向き合う事
です。
処分するにしても、売るにしても、
まずはそのお着物たちにしっかり向き合ってみてください*
テキトーに”バサバサッ”と捨ててしまっては、お着物も持ち主だった方も悲しんでしまいます。
まずは残されたお着物たちを、
どうしたいのか・どんな思いがあるかをご自分の中で確認し、
あなたに合った整理の方法を見極めてみてください*
そして手放すのであれば、感謝の気持ちで見送ってあげましょう!
しっかり向き合う事により、お着物も、持ち主だった方も
きっと喜んでくれるはずです^^
コメント