紋様・文様・模様、違い知ってる?知ると面白い文様の秘密

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着物の柄=文様と言っても過言ではない程、

お着物には欠かせない文様柄。

 

今回はよく見かける文様から、個人的に紹介したい文様まで

込められた意味も合わせてまとめました*

 

これを読めばあなたも文様通になれちゃいます!

 

文様・紋様・模様 それぞれの意味

この三つ、あなたは普段どう使い分けてますか?

「改めて聞かれるとわからないかも」

と、思った方も多いはず。

 

ここではまず、この三つの違いをご説明します*

 

模様・・・紋様、文様を含めた柄の総称

紋様・・・平面上に自然と出来上がった模様を示す(例:砂浜に描かれた波の紋様が美しい)

また、着物でいうと、”地紋”や”紋織”のように、織物の”もんよう”を表現されるのに使われる

文様・・・人工的に作られた模様を示す

 

なるほど。

はっきりした違いがあるのですね!

 

人工的に作られた模様は文様。

という事は、お着物や和の小物などに見られる

特有の模様は”文様”になるのですね。

 

この次は、日本人なら知っておきたい

定番の文様をご紹介します^^

 

 

有名な文様と込められた思い

 

≪麻の葉文≫

 

大麻の葉に似た形から、”麻の葉文”と呼ばれるようになりました。

 

麻は丈夫で真っすぐに成長することにあやかり、

産着や子供の下着類にもよく用いられました。

また、健康を助ける、という意味もあり、現在では長襦袢やお着物にもよく見られます。

 

≪石畳文(市松)≫

元々は公家が朝廷での正式な衣装に使用していた程の格式ある有職文様(ゆうそくもんよう)の一つ。

江戸時代に、「佐野川市松」という歌舞伎役者が、この石畳の図案の袴をつけた舞台姿が評判となり、

「市松文様」と呼ばれるようになりました。

 

そういえば、2020年に開催される東京オリンピックのロゴにも

市松文様が使われていますよね^^

 

≪鱗文≫

 

魚や蛇の鱗に見立ててこの名前が付いた”うろこ文”ですが、

元をたどると、中国からやってきたそう。

 

昔は男の人の陣羽織や能装束に用いられていましたが、

今は女性の襦袢などにもよく見られます。

 

能装束では、特に、金・銀箔を使って表現された鱗箔が

女の執念や蛇体を象徴するものとして有名だとか。。

 

最近では、”鱗で身を守る”や、”固める”との縁起に因み、

厄除け柄として帯びや長襦袢によく用いられています。

 

≪青海波文≫

無限に広がる海を表現している”青海波文”が、衣装に用いられるようになったのは

江戸時代からと、ちょっと新しめ。

 

能衣装や小袖にも、吉祥文様として用いられ、

その人気は現代にまで続いています。

 

≪千鳥文≫

 

まあるい目と細いくちばし。太り気味に描かれるようになったのは江戸期以降だそう。

因みに千鳥とは鳥の種類ではなく、いつも群れをなして飛ぶ小鳥の総称。

 

万葉集にも詠まれるなど、日本人に古くから愛されてきた千鳥は

現代でも訪問着や帯の模様など、幅広く用いられています。

 

≪矢絣文≫

 

矢の上端の弦を受けるところである、”矢筈(やはず)”文の略称。

昭和初期頃には、お召や銘仙の織物で、紫の矢絣が女学生の制服となっていました。

本来は、織物ですが、現在では染め物にも広く用いられています。

 

 

はいからさんが通るの主人公も、制服に紫の矢羽の着物を着ています^^

 

≪源氏香文≫

5本の線を巧みにデザイン化した単純で鮮明な符号の”源氏香文”は

その一つ一つに「源氏物語」54帖にちなんだ名称がついています。

現在でも、訪問着や帯など、おしゃれ用の図柄として用いられることが多い。

 

よく見かける文様はありましたか^^?

次は、個人的に紹介したい文様につてまとめました!

 

 

奥が深い!?個人的に好きな文様

 

文様からは当時の生活や、風習が伝わるものがたくさんあります。

意味を知ると、お着物の柄を見るのがより楽しくなるような、

そんな文様をご紹介します^^

 

≪貝合わせ文≫

 

能絵館

かるたの要領で、貝殻の内側に対になる絵柄を360個描き、

それぞれバラバラにして裏返し、一対になる絵柄を探す遊びが

平安以降の貴族の間で流行しました。

因みに”かるた”はポルトガル語が語源なのだとか。

 

美しい蒔絵などが描かれることが多く、現代でも留袖や袋帯などに

好む方も多い文様です*

 

私の持っているヴィンテージの襦袢にも、貝合わせ文見つけました^^

 

≪片輪車文≫

 

夏の着物によくみられる”かたわぐるま文”

平安時代、王朝貴族が乗る牛舎の車輪が乾燥しすぎるのを防ぐため、

車を外して京都の鴨川の流れに浸した様子からヒントを得て考案された

文様とされています。

 

大好きな柄の一つ!

私が夏によく着る夏お召にも、橘と共に描かれていました^^

 

≪唐草文≫

 

よく泥棒が、頭からかぶっている風呂敷の柄というイメージの強いこの”唐草文”

実はとても縁起の良い文様なのです。

唐草は蔓草が流れるように、葉・花・実と絡み合うように文様化されたもので

蔓草は生命力が強く、蔓をどこまでも伸ばすことから長寿延命・子孫繁栄の象徴として

現代でも訪問着や帯にも用いられています*

 

≪紗綾形文≫

現在でも、お着物の地紋などでよく見かけるこの、”さやがた文”、

実は、”卍(まんじ)”を斜めにゆがめたものなのだそう。

 

江戸時代以降から、地紋や女性の長襦袢などの柄によく用いられるようになり

現在でも幅広く用いられる柄のひとつです*

 

≪宝尽くし文≫

色々な宝物を並べた、とても縁起の良い柄の一つ。

しかし皆さんは、それぞれの名称を答える事は出来ますか^^?

 

見た目だけではわかりづらいものを説明しますと、

 

如意宝種・・・何でも意のままに願いをかなえてくれる珠

打出の小槌・・・敵を討つ・願いをかなえてくれる

金のう・・・昔のお財布

隠蓑(かくれみの)・・・身を隠し、守ってくれる

丁字・・・香料や薬に用いられる

宝鍵(ほうやく)・・・宝箱の鍵

巻物・・・知識・知恵の象徴

分銅・・・秤で重さをはかる道具で、富の象徴

 

という感じです。

個人的にはやはり、如意宝種と打出の小槌が欲しいですかね~。

あと、誰もが一度は

「あれ?これ、オクラじゃね?」

と思ったことがあるであろう柄は、お薬に用いられる丁字の文様でした!

 

 

私のおススメ 文様グッズ

 

≪鱗文≫

Junaida

三角って、かわいくないですか?

 

少し前から、三角柄のピアスやトートなどをよく見かけるようになりましたよね!

着物にも昔から親しまれてきた柄でもある”うろこ”ですが

色や使い方でこんなにも洋装にマッチしちゃいます^^

 

≪青海波≫

iichi

青海波を逆さにしたようなバッグ。

青海波柄の帯やお着物に合わせて持ってもオシャレ^^

 

≪麻の葉≫

高島屋

昔から産着や子供の下着によく用いられてきた麻の葉模様のスタイ。

健康にすくすく育つようにと願いと共に

更に洗練されたデザインの送り物も素敵ですよね*

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか?

皆さんが見たことのある柄はありましたか^^?

 

今回ご紹介した文様はほんの一部で、実は300種類以上

文様があるのです!

それぞれに起源や意味があり、とても興味深いものばかり。

 

柄を知るという事は、歴史を知る事だなぁと

改めて感じました。

 

皆さんも、気になる文様を見つけたらぜひ調べてみてくださいね^^

 

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