お着物のお手入れの正しい方法って、ご存知ですか?
「着用後は毎回クリーニングに出しているし、
桐のたんすにしまっているから私は大丈夫~」
と思ったそこのあなた!
その認識は間違っているかもしれません!!
実は毎度のクリーニングが逆にお着物を傷めてしまっているかもしれません・・・
という事で今回は
「お着物の正しいお手入れ方法」
から
「自分でできる応急処置」
まで、徹底解剖致します*
知っていたつもりのあなたも、
お手入れについて初めて真剣に向き合うあなたも、
目からウロコな情報が満載ですよ^^
人気のトピック
着物を脱いだらまずやるべき3つの基本!



一日着たそのお着物や帯たち、あなたはどのようにお手入れしていますか?
脱いですぐにしまっちゃうと、ひょっとこ君のように、お着物にシミが出来ちゃうかもしれません!
では具体的にどうしたらよいのか、基本的なお手入れ方法を見ていきましょう^^
1.腰ひもから着物まで、全て干す
1日着用した着物・長襦袢・帯・帯締めや帯揚げ、
腰ひもや伊達締めなどの着付けに使用した小物まで
全てをハンガーにかけて陰干しをし、汗を飛ばします。
この時のポイントは、着物と長襦袢は裏返して干すこと!
裏の方がより肌に近いので、汗がしみついている可能性も大。
早く汗を飛ばすためにも、裏返し、風通しの良いところで一晩干します。
もし、汗をたくさんかいたなぁと思ったら、
襦袢の脇や背中に、霧吹きで水をかけておくのもおススメ!
匂いがつくのを防ぐのに効果的です*
この時、襦袢から30㎝以上離れて2~3回ふんわり霧をかけるようにしましょう。
あまり近くからかけてしまうと、水シミになってしまう恐れがあるので注意が必要です。
2.肌着類は洗濯機へ
直接肌に触れた、肌襦袢・裾除け・足袋・補正に使用したタオル
などは、お洗濯しましょう!
「足袋が凄く汚れてしまった!」
という時は、
脱いですぐ、洗剤を混ぜた水に一晩つけて汚れを浮かせておきます。
翌日、ネットへ入れて洗濯機で洗えば真っ白な足袋へ元通り*
足袋を干すときは、濡れた状態で縫い目を引っ張ってから干しましょう!
お洗濯で縮んでしまった縫い目が元に戻り、アイロンをかけなくても、ピンときれいに仕上がります*
3.汚れをチェック
どうしても肌に直接触れてしまうのが半衿。
柔らかいタオルなどで、浮いてきた油汚れやホコリなどを、軽く2・3回シュッシュッとふきとります。
もし、それでも汚れが残っている場合は、襦袢からはずして洗いましょう!
襦袢の袖口・着物の袖口・衿・裾も実は汚れやすいので注意!
半衿と同様に、柔らかい布で汚れを拭き取りましょう。
また、お着物の衿に良くついてしまう
”スジ汚れ”
ですが、ご自宅で簡単に落とすことが出来ちゃうんです^^
汚れの落とし方についてはこちらを参考にされてみてくださいね*
「でも、毎日着ない着物も、その位のお手入れで大丈夫なの?」
と思われる方も多いでしょう。
次は、クリーニングに出す頻度についてお話ししていきます^^
知らなかった!正しいクリーニングの頻度とは?
あなたはどの位の頻度でクリーニングに出していますか?
お洋服のコートなどと違って、シーズンごとにクリーニングに出せばいいか、というと
実はお着物の場合は違うのです。
普段は、先ほどのお手入れをし、
シーズン終わりには、気になる部分の染み抜きや汗抜きなどの”スポットケア”だけで大丈夫!
あとは半年ごとに虫干しをして、新たなシミなどが出来ていないかを確認するように心がけましょう*
ただし、これは普段よく着用するお着物についてのお話しで、
数年に1回程度しか登場シーンがないお着物に関してはまた別。
しばらく着ないお着物は、着用後にクリーニングに出して保管することをお勧めします。
数年後、久しぶりに出してみたらシミだらけ!なんてことにならないよう、
お手入れも念入りにしておきたいですね^^
もしも出先で食べこぼしなどをしてしまったら・・・
思いがけず、ぽろっとこぼしちゃうこと、ありますよね。。。
そんな時は慌てず、汚れを摘まむようにして優しく拭き取ってからクリーニングに出しましょう。
その際、お店の方に何で汚れてしまったのかを伝えると良いです!
汚れの原因がわかった方が、より的確な染み抜きをしてくれます^^
食べこぼしてしまった時の詳しい応急処置はこちらをご覧ください*
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
お気に入りのお着物たち。長く着用する為にも、正しいお手入れを取り入れたいですね^^
お手入れがすんだら今度は収納です!
簡単で、かつ安心な収納方法もこちらで紹介しています*
ぜひ合わせて読んでみてくださいね^^
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